【勉強メモ】はじめて学ぶLinuxカーネル第1回

2010年2月12日

●Nikkei Linux 2003.8

・Linuxとは
コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一つ

・OSとは
ユーザー・アプリケーションに実行環境を提供するソフトウェア

・カーネルの6つの主要機能
プロセス管理
空間管理
時間管理
割り込み管理
ファイルシステム
ネットワーク

・Linuxの主な特徴
マルチタスク
マルチユーザー
POSIX規格に準拠
モノリシック・カーネル
モジュールの動的ロード
オープンソース
多くのアーキテクチャに対応
開発速度が速い <- バザール方式

・システムコール一覧
/usr/include/asm/unistd.h

・デバイスドライバ
ハードウェアを「キャラクタ・デバイス」と「ブロック・デバイス」に大別

・キャラクタデバイス
データの読み書きを１バイト(1キャラクタ)ずつ順に行うハードウェアを抽象化
-> サウンド・カード、シリアル・ポート

・ブロックデバイス
データの読み書きをブロック単位で行うハードウェアを抽象化
-> ハードディスクドライブ、CD-ROMドライブ

・メジャー番号
デバイスの種類

・マイナー番号
同じメジャー番号のデバイス同士を区別するための番号

・デバイスファイル
/devディレクトリに配置
ls -l /dev
でデバイスの属性を調べられる。
ファイルタイプがc : キャラクタデバイス
ファイルタイプがb : ブロックデバイス
※すべてのデバイスがファイルとして提供されるわけではない
-> ネットワークデバイス

・カーネルの実体ファイル
/bootディレクトリ(または・ルート・ディレクトリ)の「vmlinuz」
-> カーネル・ローダーという特別なプログラムで起動

・カーネールバージョン
「x.y.z」
yが奇数は開発版, 偶数は安定版
下記コマンドで最新バージョンを知ることが可能
finger -m linux@kernel.org